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障害福祉に関するケーススタディ

先日、共生型デイサービスさんの事業所研修にオンラインで参加させていただきました。
講師は何を隠そう私の実母。笑。
母は市の職員として小学校の特別支援学級や発達支援センターなどで長年勤務していました。
そんな話をポロっとしたところ、紹介してほしいと言われて繋いだことがきっかけで実現に至りました。

私が地元で家族と共に暮らしていたのは高校卒業まで。
母の仕事内容については何度か職場に遊びに行った事もあり、ぼんやりとは理解していたつもりでしたが、
子どもからの視点と社会経験を経てから聞く経験談はまた違います。
改めて職業人としての母を知る良い機会になり、気づいたら何だか同じような道を追いかけていたのかなぁと感慨深いものがありました。

とはいえ、既に母は定年退職して数年が経過していますし、そもそも大人のスタッフさんに研修の講師をするなんて、と不安がっていたのも事実。
なんでも引き受けてから考えるタイプの私とは違い、母の意外と堅実な一面も知りました笑。
という事で、講師としてお話するというよりは、今いらっしゃるご利用者の情報を事前にいただき一緒にケアの糸口について探っていきましょうという事に。

特に、それぞれのご利用者が障害サービスを利用する事になったきっかけ、ご自身やご家族の葛藤や心情の変化を思いやり、寄り添おうとする姿勢に学ぶものがありました。

その中でもやはり経験値から出る言葉だなぁと思ったのが、「ベストを決めようと思わなくて良い。ベターを見つけて伝えて、次につなげていく事が大事」という内容でした。

サービスを提供する側としてはあれもしたい、これもしたい、こうなってほしい・・・とたくさんあるけど、
その方を軸に考えて少しの変化でもベターを捉える、という事。
〇〇ができた!はもちろん嬉しい事だけど、〇〇をしないで過ごせた!も大事にしよう、という事。

そういうところに気づくというのもスタッフさんの大事な能力だなぁと。
前に出て引っ張っていく人、少しの変化に気づいて立ち止まれる人、そのバランスが一つの事業所には大事で、
チームでケアする事でのメリットが生かされると強い事業所になるんだろうと考えていました。

無事に1時間の研修時間を終え、母の感想は「PC画面に映る自分の容姿が思っていたより良くない」という気づきだったそうです。笑。
いえいえ、ずっとおきれいですよ。。。ありがとうございました!

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