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敬老の日 ただの想い出話

本日9月20日は敬老の日です。
仕事の話はお休みにして、私の祖母との想い出の一つについて書いてみたいと思います。

私の祖母は昭和2年生まれ。
今は地元のグループホームで元気に暮らしています。

父も母も働いていた事もあり、幼いころはずっとそばにいた記憶があります。
幼稚園バスが家の前まで送迎してくれたのですが、帰りのバスが家の近くの角を曲がると
そこには絶対におばあちゃんが立って待ってくれていました。

家事に畑仕事に忙しかったはずのおばあちゃん。
一日も欠かすことなく、ちゃんとそこで待っている事の難しさを自分が母となった今は痛感しています。

幼稚園や学校が終わってからの時間、よく一緒に畑で過ごしました。
作業をするおばあちゃんの傍らで虫を探し、時には私が捕まえたイナゴを佃煮にするおばあちゃん。
突然の怖い話でごめんなさい。笑
イナゴの佃煮って普通に作っていた料理なんですよね。

おばあちゃんが、鍋に取ってきたイナゴを入れてフタをして火にかけます。
すると、「バチバチバチ!!」とイナゴが何とか熱から逃げようとフタに体当たりする大きな音がします。
フタをしっかりと押さえつけながら鍋を見つめるおばあちゃんの背中に、
なんというか、生き物としてのたくましさのようなものを感じました。

昆虫食が最近また注目されている事ですし、スーパーで普通に買えるようになる日も近いかもしれませんね。
ただ、同じイナゴでも食べるために生産されたイナゴと、野生イナゴを食べるのって、感じる重みが違いますよね。
きっと味も栄養素も大して変わらないのでしょうけれど。

昔の人は決して地球規模でエコな暮らしをしようと思っていたわけではないのに、
結果として地球にやさしい暮らしをしていたというのも面白いですよね。

他にもおにぎりは笹の葉っぱで包むとか、地震が来たら竹やぶに逃げるだとか、
確かに地球の一員として生かしてもらっていたなぁと。

そんな地球の一員としての知恵を身近なおじいちゃん、おばあちゃんに聞いてみると
面白い話が聞けるかもしれませんね。
皆様の一日が、楽しい敬老の日になりますように。

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