私は20代の頃、働く事の意義を見いだせず心身共に疲れ果てていました。 新卒で入社したベンチャー企業の急成長についていけず、自分自身の能力の低さに落ち込む毎日。仕事=苦役であると認識し、生きていくために仕方なく働かなくてはいけない、と。 そんな意識ではもちろん結果を出せるはずもなく、3年半で退職して途方に暮れていました。それでも働かなくてはいけないと介護職の求人を見つけ、何となく介護は優しい人が多いのではないかという期待もあり、デイサービスの面接に行きました。 実際に働いてみると仕事=苦役のイメージがガラガラと音を立てて崩れていくのを感じました。自分達がする事で目の前の人が笑ってくれたり、言葉を発することができたり、歩けるようになったり。 そしてそれをご本人を中心に職員皆で喜び合う事ができる。こんなに楽しいのに更にお給料までもらえる!と。笑。 振り返ってみると事業所でご利用者と関われたあの時間が私の大きな大きな財産になっています。その後仕事では現場から離れる事になりましたが、私の原点は今でもあの場所です。 本来『福祉』とは全ての人の幸せを意味します。 ですが悲しいことに、職員による不適切な言動や痛ましい事件を耳にする機会が増えています。いくらAIや介護ロボットによる効率化が進もうとも、ご利用者に寄り添えるのはやはり生身の人間です。職員が誇りを持って、ご利用者に寄り添い続けるためにはどうしたら良いか。 それを突き詰めたくて働く人の専門家である社労士になりました。 働くって楽しい!そう教えてくれた福祉業界に恩返しをしたい。 職員がイキイキと働いているからこそご利用者が集まり、また職員へ還元できる。そんな好循環を実現するためのお手伝いをしたいと思っています。どうぞお気軽にお問合せ下さい。