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衆議院選挙と裁判官国民審査

10月31日は衆議院選挙の投票日と合わせて最高裁裁判官の国民審査も行われました。
最初に言っておくと、特定の候補者や政党の事を書きたいわけではありません。

選挙投票率は55.93%。
正直私も独身の頃は政治にはほとんど興味が無かったのですが、
特に子どもを産んでからは政治にも多少興味を持つようになりました。

独身の頃は今の自分の事だけしか考えられていなかったんだと思います。
高齢者介護の仕事を始めて社会問題と呼ばれるような様々な問題を知りました。
そして子どもを育てる中で、将来の日本を今より良くしておいてあげたいと思うようになりました。

教育、勤労、納税。
日本で暮らす上での義務ですが、義務として納めた税金の使い方を決めるのは政治の仕事です。
若い世代の投票率が低い事で、高齢者寄りの政策になっているというのは良く聞く話です。
若者は自分たちのためにも選挙に行って欲しいし、逆説的かもしれませんが若者が行かないことには、
いつまでも実際に訪問して手書きをするという手段が変わる日は来ないのでしょう。

そして、最高裁判所の裁判官国民審査。
これは若い世代に限らず、政治の話よりもっと遠くに感じますよね。

社労士として少なからず法律にも接してきているはずの私ですが、正直全く分かっていませんでした。
心の中で全員にエールを送って白紙の紙をそっと入れることしかしてこなかったのですが(恥)、
今回の結果はいつもと違う結果になったようですね。

全員が信任された事には変わりないのですが、不信任の「×」の割合に微妙な差が出ました。
と言っても全員が不信任5%~8%の間なので有意差と呼べるかどうか私には分からないのですが、
明治大学政治経済学部の西川伸一教授によると、

罷免を求める割合が7%を超えた4人は、いずれも夫婦別姓をめぐる判断で『民法の規定は憲法に違反しない』という結論に賛同していた。夫婦の名字をめぐる議論は身近なテーマで、選挙の争点の1つにもなっていて、1%の差が生じたのは決して偶然ではなく、それぞれの裁判官の判断が投票行動に影響した可能性が高いと考えられる。

という事でした。

ちょっと調べてみたところ、決して『夫婦別姓を認めない』という主張では無いようですが、
そういった事に関心をもって判断をして一票の権利を行使している人が一定数いるという事に、
改めて自分がまだまだ立派な大人になれていないなぁと感じました。

まずは興味を持つ事から!
じゃないと置いていかれちゃいますからね。

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