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なぜ仕事をするのか その1

私は若いころ、嫌な事、大変な事をするからお給料がもらえて、それが社会人というものだ、と思い込んでいました。

新卒入社した不動産会社では、周囲に気にかけてくれる先輩や、声をかけてくれる同期、優しいパートさんもいたのに、「仕事=大変なもの」という思い込みのせいで自らを追い詰めてミスを繰り返し、叱られるという悪循環。

新しい事に挑戦してグングン伸びていく会社の業績とは裏腹に、私は毎日目の前のルーティンワークすら満足にこなせない毎日。
自分の能力の低さを突きつけらるって辛いですよね。
実は最初の会社では挫折して退職したんです、私。

そして転職した介護業界。
初日にご利用者との世間話を管理者さんに褒めてもらい、
「こんなに楽しくてお給料までもらっていいの!?」
と衝撃を受けました。
そこで仕事って楽しんでいいんだという事に気づきます。

介護の仕事って楽しい!
働くって本当は楽しい事だったんだ!

目の前の利用者様が話してくれた、ご飯を食べてくれた、歩けるようになった。
それをスタッフ皆で喜んで、良かったねって言いあえて。

他の仕事でも本質的には同じだと思いますが、どんな仕事でも誰かに喜んでもらったり、誰かの役に立つ事で報酬を得ています。

その事をダイレクトに感じる事ができた、あのデイサービスでの経験が私の仕事への考えかたを180度転換しました。

「仕事=誰かの役に立つ事」という事は分かっていても、それが何となく自己犠牲のイメージに繋がってしまっていたあの頃。
今では「仕事=誰かの役に立つ事=楽しい」だから「仕事=楽しい」というところまで回路がつながったんですね。

というところで、仕事=楽しいという結論に至ったのですが、ここにお給料が絡んでくるとちょっと状況が変わってきます。
次回はお給料のせいで楽しめなくなるという事について書いていきたいと思います。

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