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2022年10月改正 最低賃金

毎年のことではありますが、10月に地域別最低賃金の改正が行われます。
詳細はこちらをご確認ください。

関東圏では
千葉県 984円
東京都 1072円
神奈川県 1071円
埼玉県 987円
へ10月1日から改正となっています。

私が某ファミリーレストランでアルバイトをしていた学生時代、
東京都の最低賃金は710円程度だったようです。

あれから約20年(!!?)。
最低賃金は1.5倍にまで上昇しました。
では日本経済全体の上昇率はどうなっているのでしょうか。
内閣府HPで確認してみました。

経済について論じられるほど勉強しているわけではありませんが、
2015年の国内総生産GDPを100としたとき、2000年では91.2、2020年では97.9となるそうです。
91.2が1.5倍だったら136.8にならないといけないのに、微増の97.9。

という事は、最低賃金は上げろ上げろと言われるのに、肝心の売上・利益は20年前から
ほとんど変わっていないんじゃないかという事ですよね。

賃金を上げなければ消費も増えず、経済も良くならない、というのは分かるような気もしますが、
20年間賃金を上げ続けていてこの結果・・・
辛い思いをするのは中小企業の経営者だけ、という事になっていないでしょうか。

とはいえ日本で事業活動を行う以上、ルールには従わざるを得ませんよね。

努力し、結果を出した事で評価されて賃金が上がる事はモチベーションアップに繋がる可能性はありますが、最低賃金が上がったから時給を上げますと言われても特に働きは変わらないでしょう。
となると、最低賃金のタイミングではなく、少し先にきちんと評価に応じて給与改定をするという方が
望ましいのではないかと考えています。

その際に最低賃金を割らないように給与を決めれば10月に慌てなくて済みますね。

今年は10月から雇用保険料の二段階改定の2回目もあります。
スタッフから徴収する雇用保険料額も変更になりますのでご注意くださいね。

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