ブログ

建設業の年度更新

以前、労働保険の年度更新手続きについてこちらに書きました。
丁度この記事をUPする本日7月12日が提出締め切りと振込の場合の納付締め切りですのでご注意ください。

今回ご縁があって建設業の事業者さんの年度更新手続きを初めて行いてんやわんやしましたので笑、記しておこうと思います。

年度更新手続きについてご依頼いただいている会社さんへは、
「労働局から緑の封筒が届くので、一式送ってくださいね」
とお伝えしていました。

するとこの建設業の会社さんからは「青い封筒も届いたんですけど?」とご連絡がありました。
失礼ながら、緑を青と仰っているのかな?と思い(私、大馬鹿者です)
「とりあえず、全部送ってください」と伝えました。

すると、緑色の封筒と青色の封筒が2種類届いていました。え、ほんとだ。
必死で受験勉強の時の知識を絞り出し、建設業は二元適用事業である事を思い出しました。
要するに、労災保険と雇用保険は別々に扱う業種ですよ、ということです。
建設業は複数の会社が元請、下請け、孫請けと関わるため、労災については元請が責任を負う事になっています。

そして厄介な事に、その会社さんからは給与情報はいただいていたものの、
実際の工事の内容については全くいただいていなかったのです・・・・。

雇用保険は文字通り雇用している従業員に支払った給与から計算するので問題ないのですが、
建設業の労災保険は給与からではなく、元請として行った仕事の報酬から計算するという事になっていたのをすっかり忘れていたのです。

それで、あわてて、「元請の仕事の売上を教えてください」と伝えてみたところ届いたのは1年分の大量の請求書。
恐る恐る届いたPDFデータを印刷してみると、300枚ほど・・・。

正直、終わったと思いました。
PDFなので、これを全部excelに入力して計算してみなくては。と。
泣きそうな気持で取り掛かり始めたのですが、3枚目ほどではたと気づきました。

取引先、建設業者な気がする・・・。
という事は、これ全部元請ってわけじゃないかも。と。

改めてお取引先事業者名だけをピックアップすると、その会社様が元請でお仕事を受注している請求書はほんの一部だという事が分かりました。
念のため先方に確認を取っていただくと、ビンゴ!

結局のところほとんどが下請け工事で、元請工事としてのお取引先は数か所のみでしたので、
その工事だけを計算して無事に労災保険料を算出する事が出来ました。

300枚を間違いなく計算するには、丸2日は要するかと思っていたのですが結局印刷してから2時間ほどで無事に終わりました。良かった。。。
次年度以降はもう大丈夫!

ひとつひとつ経験しながら、成長しております。お恥ずかしいお話でした。

PAGE TOP