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労働保険料年度更新手続き

毎年6月1日~7月10日の間には、労働保険料の年度更新と呼ばれる手続きがあります。
私の手元にも早速お客様からの書類が届き始めています。

この後6月の中旬から下旬にかけて、今度は社会保険の算定基礎手続きの書類が年金機構から送られてきます。
こちらも一応締め切りは7月11日まで。
ですので6月~7月の中頃までは一般的に社労士の繁忙期となるようです。

と言う事で、今年は社労士ソフトを導入して万全の体制で臨みます。
まだなかなか使い慣れないのですが、試行錯誤しているところです。

早速社労士ソフトを使って年度更新を電子申請してみようと思ったところ、
年度更新の受付は6月1日から始まっているのですがシステムが追い付いていないらしく、
ソフトを使ってので申請は6月中旬頃から可能となる見込みだそうで・・・

それまでに計算を進めておき、実際の申請は6月中旬以降となりそうです。
ソフト選定を間違った?と思いきや、どうも他社商品もほぼ同様のようです。
特に今年は雇用保険料の改定があるので例年よりも遅くなるようです。
期限内には余裕を持って対応致しますのでご了承いただければ幸いです。

雇用保険料率の改定について詳しくはこちら
雇用保険料は今年4月からと10月からの2段階で上がります。
労働者負担が増えるのは10月分から。お給料からの控除額が変動しますので注意が必要ですね。

ではなぜ雇用保険料率が上がるのかというと、背景にはコロナ特例の雇用調整助成金があったことと、
失業給付も多くなった事で支出が増えたことが大きな要因のようです。
コロナによる受診控えにより健康保険料が多くの都道府県で下がった事とは逆ですね。

雇用調整助成金には多くの会社が助けられた反面、使っていない会社にとってはただ単に保険料を上げるきっかけになってしまっているという事です。
9月末まで延長が決まったようですが、必要な会社に行き届くようにと思う反面、不正受給での摘発も後を絶ちません。

持続化給付金の不正受給も大きなニュースになっています。
当たり前ですが制度は正しく知り、正しく使う事が大切です。
税務署の元職員さんが逮捕されていますが、専門家として正しい手続きを心がけようと改めて襟を正すニュースでした。

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