ブログ

働き方改革フォーラム

令和2年10月21日~23日の3日間で「~Beyond CORONA 働き方改革フォーラム~社労士と考えるコロナの向こうの働き方」がZoomウェビナーで行われました。

リアルタイムでは参加できなかったのですが、社労士会の方でセミナー動画が残っていてその中にサイボウズの青野社長のセミナーがあるのを発見し、最近サイボウズの山田取締役の「最軽量のマネジメント」を読んだばかりで興味があり拝見させていただきました。

たった25分の講義でしたがやはり多くの学びがありました。
「働き方改革」ってやらされ感あるよね、という経営者の方の率直なご意見もあり、そんな中でサイボウズ社の先進的な取り組みに注目が集まっています。

今現在「100人100通りの働き方」を実現させているサイボウズ社は、突然「改革」をしたわけではないと青野社長は言います。
何かというと、一人一人の働き方に対応をして一つずつ制度を追加した結果として約10年かけて100人100通りの働き方に対応できるだけの制度ができていったそうです。そしてまだまだ追加していくつもりだと。

一人一人の意見に耳を傾けて働き方について考えていった結果、楽しくて働き続けたいと思える環境を整える事ができた。
楽しくて働き続けたいと思える事で結果的にピンチの時に逃げないでアイディアを出してくれる社員が増えた。外部からも優秀な人が入ってくるようになった。

理想の話だなぁと思いますが、これってきっと真実だろうなと思うわけです。
何かを伝える時、「みんな」を目的としていると誰にも届かない。大衆受けを狙うほど、誰にも届かないっていう事、良く言われていますよね。
そうではなくて、具体的な一人を思い浮かべて作った歌が結果的に共感を生んで大ヒットにつながるような。

そして、次のステージとして、一人一人のわがままに対応していくと個人戦からチーム戦に切り替えないといけない事に気づいたそうです。
午前中休みたい人のために、お客様の問い合わせを午後まで待ってもらうわけにはいかない。だから情報を共有してチームで対応するというようになっていき、そうするとチームの中での仕事の最適化が行われたと言います。
つまり個人戦では苦手な事も対応していたけれども、チーム戦だったら苦手な事は得意な人に対応してもらえば全体の生産性は上がります。

一人一人の意見を聞いた事、そのわがままを叶えるために個人戦からチーム戦に切り替わっていった事で、結果サイボウズ社は事業の成長も叶える事が出来たそうです。

一人ずつ意見を聞くのって大変だし、キリがないように思えるけど、そうやって社員一人一人を大切にすることが会社の成長に繋がっていくんだ、というとても夢のあるお話を聞けて大満足でした。

PAGE TOP