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介護職員処遇改善の行方

「政府、来年2月から介護職の月6千円賃上げを閣議決定」
そんなニュースが上がっていますね。

2024年の介護報酬改定の話ではなく、先行して補正予算で対応するとの事。
ということはまた昨年の「ベースアップ補助金・支援金」からの「ベースアップ手当」の流れと同じような混乱が発生するということなのでしょうか。

介護報酬改定も4月ではなく6月からとする案が出ているようです。
2023年度の処遇改善計画は4月~3月の年度で作成していますが、新たに2024年の4月・5月分と法改正が行われる6月以降分で分けて計画・実績報告となるのでしょうか・・・

つまり最悪のパターンは、
①2024年2月~5月(?)の補正予算対応の月額6000円程度の補助金の計画書・実績報告書
②2023年度の処遇改善加算実績報告書
③2024年4月・5月の処遇改善加算計画書・実績報告書
④2024年6月以降の処遇改善計画書
の4つが年明けから夏にかけて怒涛のように押し寄せる未来。。。

それから「月額6千円」という見せ方についても・・・
どういう算定根拠にするのか分かりませんが、前回の補助金は保険内売上に%を掛けたもので算出しました。
人員基準ぎりぎりの時の『介護職員一人当たり6千円』はフル稼働+最低人員でやっていない事業所は6千円に届かないことが予想され、むしろ大多数の事業所が一人6千円は難しいでしょう。

介護職員の処遇改善にお金を回してくれるのはありがたいことは大前提ですが、
2か月前倒しにしなくて良いからその分報酬改定で上乗せしてくれれば良いのに、と予想される混乱を前に考えてしまいます。

怖いですが決定があったらそれはもう粛々と進めるしかありません。
法改正情報についてはしっかりキャッチアップしてまいります。

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