以前もご紹介しましたが、社労士会の介護研究会にてLIFE・科学的介護についての勉強会講師役が無事(?)終わりましたのでご報告です。
コロナ禍という事もあり、Zoomで参加者の方々を繋いで画面共有をしながらのオンライン開催となりました。
私の方から
・科学的裏付けに基づく介護とは
・PDCAサイクル
・科学的介護の推進例
・介護報酬のしくみ
・例として通所介護事業所の1か月の売上の試算
・LIFE導入による売上増加額の試算
・LIFE導入手順
・ICT導入補助金について
等について30分程度でお話させていただき、その後参加者の先生方からご質問や感想についても伺いました。
実際に介護施設にお勤めの先生もいらっしゃり、
介護職員の方々へは感染予防のために移動や外食についての制限をお願いして、
万一に備えて対策を検討したり備品を用意したりと、命を守る対策を万全に行わなければならない状況だったと。
ようやくワクチン接種が進んできて、やっと職員への制限を徐々に解除できるかどうかという現実。
「正直なところ、国の施策と現場との温度差を感じている。
感染症対策で現場スタッフにはかなり無理をお願いしている状況で、
新しいことに取り掛かれるような状態ではない。」
というような率直なご感想もいただきました。
また、加算取得に対して現場スタッフは「会社がやれというから仕方なく」といった受け取り方をしてしまうというようなご意見もありました。
なるほど、サービス向上のインセンティブであるはずの加算取得についても、
現段階では書類作成の手間ばかりかかり「もっと利用者と関わる時間がとれたはずなのに」と職員からは反感を買ってしまうという事もあるようです。
エビデンスを元にした介護への発展への期待はあるものの、業界が一丸となり切れていない現状を感じました。
とはいえ誰かが走り出さないと何も変わらないと思うので、
これからどのように伴走者を増やしていけるかが明暗を分けるのだろうと考えています。
色々なご意見を聞けた事で視野が広がりました。
大役でしたがやってみて良かったです!