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足セミナー

ハラスメント研修から一転、ちょっと変わったセミナーを受講しました。
その名も「足を変えればすべてが変わる」です。

講師の長谷川大明先生は柔道整復師として接骨院を運営される傍ら、
スポーツトレーナーや靴の中に敷くインソールの作成技術者でもいらっしゃいます。
とにかく「足」の専門家でおられ、幼稚園で「正しい靴の履き方」を子どもたちに教えたりもしていらっしゃるそう。
笑顔の素敵な、優しい印象の先生でした。

内容のどれもが大変興味深いものだったのですが2点だけ。

まず一つ目が足のアーチを整える体操について。
現代人は間違った靴の履き方や歩き方によって足のアーチが崩れてしまっている人が多いそう。
足のアーチとは簡単に言うと土踏まずを形成する骨の形です。
高齢者が転びやすい理由の一つに、このアーチの崩れが関係しているというお話でした。

で、その足のアーチを正しい形に整えるために簡単にできる体操を習いました。
座った状態で右足首を左の膝の上において、自分の左手と右足で握手。
足首を右手で固定したまま足の指を上に押し上げてゆっくり5秒、下に下げてゆっくり5秒。
これを繰り返して反対の足も。という非常に簡単な体操です。
文章でどうにか伝わっていることを願いますが、詳しくは長谷川先生まで笑。

体操の前後比較をその場足踏みで比較したのですが体操前の自身の体のブレ具合に愕然としました笑。
目を閉じて、「その場で」20秒足踏みをするという簡単なお題ができないなんて!
大きく前に出てしまっていて、前のめりな性格がこんなところにも。。。

体操後はやっぱり前に出てしまっていましたが、少し移動距離が短くなりました。
少しだけ落着きを取り戻せたような気がして嬉しくなりました。
即効性のあるものというよりは、筋トレと同じで毎日繰り返すことが大事だそうです。

二つめが足と靴の関係について。
お話の中で
「日本は足の専門医がほとんどいない、足の後進国。
それは日本人が靴を履くようになって歴史が浅いから。」とおっしゃっていました。
ということは靴を履かないほうが良いの?と疑問に思い質問させていただきました。

靴を履かないほうが良いか?という問いには履かないほうが良いのが当然だけれども、
日本人の多くが正しく靴を履けていない事のほうが問題だそうです。

それがなぜかというと日本人が靴を履きだして歴史が浅いことを挙げられていました。
確かに、祖母の子ども時代は夏は裸足、冬でも草履だったと言っていたような・・・。
明治、昭和あたりから急に靴を履くようになった日本人は、正しい靴の履き方を知らないそうです。

特に靴紐のついた靴を結んだまま着脱しているのは実は足にとってはよくない事で、
履いた後しっかり結び直してあげないと、靴の中で足が動いてしまい変形の原因になるとのこと。
それから、子どもに「すぐ大きくなるから」と大きな靴を買い与えるのもNGだとか。
うっ。。。ごめんなさい。

高齢者でも、履きやすいように大き目の靴を履いている方がたまにいますが
余計に転倒しやすい足になってしまう可能性もあるのかもしれないなぁと思いました。

長谷川先生のような足の専門家がもっと増えてくれたら
高齢者の転倒が激減するなんていうこともありそうだなぁと感じました。
M社長、面白い研修にお誘いいただきありがとうございました!

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