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社労士会主催の研修

私は千葉県社労士会に所属しているのですが、色々な研修のご案内がメールで送られてきます。

必ず参加しなければならないものはほとんど無くて、受けても受けなくても良いというものです。有料のものも無料のものもあります。
その中から今回は社会保障制度研修会のご案内、しかもe-ラーニングで受講可能なものがあったので申込みました。

余談ですが、コロナ対策で密を避けるというところから、研修がWeb受講可能になったのはとてもありがたいです。
移動はどうしても時間がかかるのと、保育園の送迎時間を考慮すると参加できるものがなかなか見つからず。
こういった文化はアフターコロナにおいても残ってくれると嬉しいです。

とはいえリアルで会う事の意義はもちろん多いにあるので、こういった講義タイプの研修はWebで行い、そうでないものは集合研修にするなど多様化が進むと良いですね。

で、本題の社会保障制度研修会について。
内容については「社会保障法 第2版」を用いて著者の早稲田大学法学学術院教授
菊池 馨実 先生が講義をしてくださいます。

全6回のうち3回の受講を終えたところです。一回約60分で、一回ずつ受講できるのがありがたい。

総論では現況から始まって社会保障とはなんぞや、その歴史、体系、法理念など。不思議なもので、学生の頃の法学の講義はほとんど興味を持てなかったのに、資料にメモを取りながらにやにやしている私。

ちなみに社会保障法総論の中で出てきた憲法規定を挙げてみるとこんな感じです。
憲法25条「生存権」 健康で文化的な最低限度の生活。これが社会保障において法的に一番大きな基礎となっています。
憲法14条「法の下の平等」。どこまで平等を認めるのか、何をもって「平等」とするのか。
憲法29条「財産権」や憲法13条の「幸福追求権」についても社会保障との関係を軸に学び直しました。

このあたりの、憲法と社会保障について何か既視感があるなぁと考えていたらちょっと前にひでっちさんのYouTube「福祉事業経営YouTube」で見てました。
こちらはもう少し具体的な、憲法25条と福祉の関係でしたが。こうやって学びが繋がっていく瞬間ってちょっと嬉しいですよね。

単位を取るための学びと、主体的な学びでは圧倒的に後者の方が身に付きます。
比較的時間を作りやすい今だからこそ、こういったインプットの時間を大切にしていきたいと思っています。

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