「年収の壁」支援強化パッケージとして、年収130万円を一時的に超えても社会保険の扶養から外れなくても良いとする施策が発表されました。
私もニュースを見て混乱しているうちの一人ですが、130万円を超えても2年間は扶養のままで良いそうです。
これにより、年末近くに出勤調整をしなくてはならなかったパート主婦層が気にせず働けるのでありがたいと一部スーパーマーケットからは歓迎の声が出ているなんていうニュースになっていました。
そもそも「扶養内」という考え方が既に時代錯誤だと個人的には思っています。
障がい、ご病気、その他の事情で働きたくても働けない人は別として、
夫婦共働きの割合が7割を超えた現代でも配偶者を「扶養」する優遇措置を何故残しているのか。
全く理解に苦しみます。
様々な事情で「年間130万円分も働けない」のではなく、
「本当は働けるけど損しちゃうからこれ以上働かない」人たちの分の保険料をなぜ一生懸命働く全く関係ない会社員が賄わなければならないのか。
そもそも専業主婦(夫)でいられる家庭はある程度裕福な家庭が多いのが現実ではないでしょうか。
130万円を超えても一時的なら2年間は扶養のままで良いですよ、では無く、
そもそも「扶養」なんてものを無くして全員から徴収する代わりに一律で保険料を少しでも下げてくれ!と思ってしまいます。
というのは個人の感想です。
10月からは130万円の壁が少々緩くなるようです。
詳細はこちら厚労省HPをご覧ください。
ちなみに社員数100名超の会社には助成金を配るから106万円以上(100名超の会社は月額8.8万円、年額にすると106万円以上で社保加入義務があります)稼がせてやってくれ、ということらしく。
段階的に社会保険加入者を増やそうとしている最中に、助成金制度を作って切って貼って・・・
政治の世界も大変なのでしょうが、振り回されるこちらも大変です。
何とか食らいついていこうと思っておりますので、質問があればどうぞお寄せください。