繰り返しになりますが、介護保険の報酬体系が改正を重ねるたびに複雑化しています。
加算取得のご提案や書類作成のお手伝いをする前に、全体像を把握しておかないと、と思っていました。
せっかく良い機会なので、各種加算を取得した場合の売上変動が分かるようなシュミレーションをExcelで組んでみました。
久々の作業に一つ一つ関数を調べつつ・・・。
ようやく全貌が見えてまいりました。
何がしたかったかというと、例えば・・・
千葉県松戸市の小規模デイで介護度2の方が5名、介護度3の方が5名、8-9時間の枠でご利用された日の保険内売上は?
→106,266円。
処遇改善加算Ⅰを取得すると?
→112,536円。
更に特定加算Ⅱを追加すると?
→113,598円。
更に認知症加算を追加すると?
→120,449円。
・・・
といったような計算。
各種加算を取得したり外したりしたらどうなるかがご利用者様の内訳に応じて計算できるように作りました。
そして、月毎の加算(科学的介護推進体制加算、ADL維持等加算など)もあるので月額を算出する際にはそれも追加で計算できるようにしました。
今後の改正の予想として、基本報酬が下がる可能性が高いから益々加算が大切だ!というような事を聞いたりします。
でも、特に小規模の事業所においては加算を取得する事でいくらの売り上げ増加が見込めるのか、それに係る経費や労力はどの程度なのか、一つ一つ丁寧に検証していく必要があると思うのです。
まだ試作段階ですが、経営を安定させないと介護スタッフを大切にするところまで行けないと思うので、まずはそこからと考えている今日この頃です。