11月25日に千葉SRの入会手続きを受けてきました。
千葉SRとは、千葉県の社会保険労務士によって運営されている労働保険事務組合です。
入会手続きを行った事で、お客様に対して労働保険事務組合に委託しないと受けられないメリットを提供できるようになりました。
労働保険事務組合とは事業主の委託を受けて、事業主が行うべき労働保険の事務を処理することについて、厚生労働大臣の認可を受けた中小事業主等の団体です。
委託できる事業主は常時使用する労働者が
・金融・保険・不動産・小売業にあっては５０人以下
・卸売の事業・サービス業にあっては１００人以下
・その他の事業にあっては３００人以下
の事業主に限定されています。
では業務委託をするメリットは何かというと、大きく分けて２つ。
一つ目が、労働保険料の納付が3回に分割できること。
委託していない場合には概算保険料が40万円以上のときに分割払いが選択できますが、事務組合に委託すると少額でも3分割での支払いが可能です。
二つ目が、事業主も労災保険特別加入ができること。
建設業の一人親方も労災へ特別加入することができます。
今回私が加入した理由は二つ目の方で、在宅介護事業を運営している会社様のご依頼があったからです。
社長さんも実際に介護業務を行っているため、労災特別加入をしていらしたのですね。
通所介護でも訪問介護でも、小規模の事業者では社長様が実務に従事している事は少なくありませんが、
そこで負ってしまったけがには基本的には労災も健康保険も使用できません。
特例として、従業員5名以下の場合には健康保険が使えます。
特別加入する場合には保険料の他、労働事務組合への入会金や委託料などもかかりますが、
現場に出る事の多い事業主の方は民間保険もしくは労災特別加入などの備えをしておくと安心ですね。
今後は私の方でも特別加入の手続きを行う事ができるようになりました。
お気軽にお問合せください。