千葉県社労士会の主催する特別支援学校での出前授業講師をやらせていただく事になったのは以前ご報告の通り。
基本的には卒業後に就職する生徒さんが多い高校をメインターゲットにしているようですが、
千葉県は特別支援学校からのご依頼も多いそうです。
私は初めての出前授業講師ですので、県会から事前研修があるとご案内いただき参加してきました。
事前にいただいていた配布用テキストはとても分かりやすいものではありましたが、
普通学校の高校生には理解できても特別支援学校にはどうかなぁという内容でしたので、
実際にどのように授業を組み立てれば良いか少々不安もありました。
そのあたりも先輩方に伺いたいと思って参加しました。
研修によると、普通学校でも学校によって求められる内容は違うそうです。
・すぐに辞めないように注意喚起してほしい
・正規雇用を選ぶよう勧めてほしい
・社会保険について説明してほしい
・学生が怖がらないようにブラック企業という話はしてほしくない。
などなど。
特に先生や保護者の方は「正規雇用」にこだわりがある事が多いそうです。
これだけ社会が変容していて、働き方は多岐に渡っていますが
できるかぎり安心な道を選んでほしいという親心、先生心なのでしょう。
今こうして安定とは程遠い独立を選んでいる身からすると、それだけじゃないよ、という気持ちもありますが笑。
参加者の方の中に、「同じ特別支援学校ばかり希望して、出前授業、4年目なんですよ」という素敵な先生がいらっしゃったのでお話を聞く事ができました。
特別支援学校は特に、対象の生徒さんによって内容が全く違うという事です。
その先生が担当されている学校では知的障害の生徒さんが多く
・学校と会社の違い(夏休みは無いよ、など)
・あいさつの仕方(おつかれさまでした、など)
・困ったときの相談先
などについて説明される事が多いそうです。
かと思えば、別の支援学校では「高校向けの基本的なカリキュラムで問題ない」と言われる事もあるそうで、
事前打ち合わせで希望をヒアリングする事が重要との事でした。
特別支援学校で4年目のその先生は
「社労士やってて、この仕事が一番好きで一番楽しい」
と仰っていました。
生徒さんがとても真剣に聞いてくれるのがぐっとくるそうです。
ますます私も楽しみです!
よし、がんばるぞ!!