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処遇改善支援補助金についての個人的不安

2月から始まる(始まっている)月額6000円の賃金UPに資する、という処遇改善補助金ですが、
今のところ東京・千葉・埼玉県からの詳細様式等は発表されていないようです。
届出様式や期日、ましてや補助金がいつのタイミングで入金されるのかについて不透明なまま。

『とりあえず2月分から職員さんには支払っておいて、いつか払うから。』
と、国からツケ払いとされているように感じてしまうのは私だけでしょうか。

介護スタッフの給与を上げてあげたい気持ちはどの社長さんもありますし、
他社がこれを原資に使って給与を上げて求人を出すのであればそれに対抗しないと採用できない現状もあります。
だからこそ通常の処遇改善関連の『加算』であれば「加算を取れるものは取って給与を上げる」ことをお勧めしてきました。

ですが今回については個人的に慎重な立場です。
『補助金総額の3分の2以上を月額のベースアップとして毎月定額支払い』
という条件があるので事業所としては先にお金が出ていくことは避けられません。
特にぎりぎりの資金で何とか回している小規模事業者にとっては、
月額数万円を回収見込みが不明確なまま先に支払うというのは命取りにもなりかねないと
大げさかもしれませんが思うのです。

最終的には各事業所さんの判断になりますが、メリットとデメリットを理解し丁寧に進めていきたい。
そのためにも都道府県からの具体的な発表を首を長くして待っている状況です。

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