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令和5年度労働保険年度更新

今まさに、労働保険料年度更新手続きの真っ最中でございます。

今回は例年と異なり、令和4年10月にも雇用保険料の改定があったことから
4月1日~9月末、10月1日~3月末に2分割して集計をする必要があります。

私は業務としての給与計算を承っていませんので、それぞれの会社様や会計事務所様等から
賃金資料をお預かりして集計作業を進めています。

元々金額が大きくないのであまり気にしていない方も多いかもしれませんが、
昨年に比べて雇用保険料率が増加しましたので納付額が増える会社様が大半となりそうです。

一般の事業で記載すると、令和3年度からの推移は以下の通りです。

令和3年度 本人負担0.3% 事業主負担0.6% 合計0.9%

令和4年度 
4月~   本人負担0.3% 事業主負担0.65% 合計0.95%
10月~   本人負担0.5% 事業主負担0.85% 合計1.35%

令和5年度 本人負担0.6% 事業主負担0.95% 合計15.5%

一昨年と比較すると、本人負担額は2倍に、事業主負担も1.5倍超になっています。

労働保険料は1年分を一括(納付額40万円以上の場合3分割可)で支払いますので、
多数のスタッフさんを抱える会社様にとっては大きな支出増となります。

雇用保険料率の引き上げについては、
①コロナウイルスの影響で失業者が増加し失業給付が増えたこと
②休業した事業者に支払われた雇用調整助成金が財源を圧迫したこと
が大きな要因となっています。

金額の増加に驚かれる事業主様もいらっしゃると思いますが、保険料率が変わっていることを念頭に置いていただけると助かります。

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