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介護現場におけるリハビリ職

先日社労士会の介護研究会に参加させていただきました。
いつも持ち回りで研修をしているのですが、今回の先生は現在、特別養護老人ホームで理学療法士として勤務されているA先生でした。

経歴がまた面白く、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士の3つの資格を取得されていてケアマネ実務経験もあり、理学療法士として勤務しながら社労士資格も取られた、という・・・。

とにかく、めちゃくちゃ自分を律しながらインプットし続けていらっしゃる方なのでしょう。

私自身、介護専門!といっても施設系のサービスの事はまだまだ不勉強な事も多く、
いつもA先生のお話は特に興味深く聞かせていただいています。

今回は特養におけるリハ職の役割について、というテーマでした。
特養を取り巻く環境も今大きく変わっているというお話がありました。
ひと昔前は、待機者が何百人となっている施設も多かったがそういった施設は少なくなってきているそうです。

その理由として、特養と言えば低価格というイメージがありましたが
今は応能負担が広がっているために年金収入や預貯金額によっては最大で一月25万円程度かかる事もあります。

一方で有料老人ホームやサ高住なども多様化しており、価格面でもサービス面でも多様化が進んでいるために
選択肢が増え分散されているという事なのでしょう。

そんな中で特養も黙って流されるままになっているわけでもなく、
A先生の勤務する特養ではA先生をはじめとしてリハビリ職を採用して
機能訓練の加算を取得しつつリハ職による介護職員への指導を積極的に行っているそうです。

A先生によると、高齢者のリハビリは「低負荷、高頻度」が鉄則。
だからリハ職が限られた時間一生懸命やるよりも、普段の生活の中での動作で
いかにできる事を継続していくかが大切だという事でした。

そのためにもリハビリ職だけでなく、普段のケアを担当する介護職員が
正しい知識を持って過剰な介助にならず、ご本人の力を使って対応することが大切。
だからこそリハビリ職による介護職員への指導を積極的に行っているという、非常に納得感のあるお話でした。

デイサービスでは機能訓練指導員と言っても看護師や柔道整復師さんが多く、
高齢者のリハビリに特化した知識を持っているかというとそうではない方も多いように思います。

小規模のデイサービスだとなかなかA先生のような優秀な理学療法士さんを
雇用するのは難しいという思いをぶつけてみたところ、
「理学療法士は出張で研修なんかもしているから、必要だったら声かけてくださいね」
との事でした。

介助方法や、リハビリの内容に悩んでいる施設はそういった外部サービスを利用するのも一つの方法だなぁと。
リアルでお話できる時期が来たら(今はリモート開催中なので)また色々お話聞いてみようと思っています。

大変勉強になりました!

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