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マネジメント研修

先日とある機会をいただいて介護現場の人材マネジメントに関するオンライン研修を受講しました。

詳細の記載は避けますが、介護職員からはじめて現在管理職として100名以上の方をマネジメントしている立場の方のお話でした。

人事評価の切り口から離職率を下げるために、などのテーマで経験値を元に色々とお話いただきました。

特にそうだなぁと思ったのが(多分マネジメント職についていた当時私に足りていなかった観点が)、
『色んな事情で働いている人がいる。理解して、それぞれの立場で認めましょう。』という言葉でした。

特に管理者さんや経営者さんは、「理想の介護」の実現に向けて熱い想いで日々悩みながら仕事をしていることと思います。
そして知らず知らずに全員に対してそれを押し付けてしまうこと、ありませんか?

そのためには時間も忘れ、寝食も忘れて仕事に没頭する。
管理者や事業責任者をやっていた当時の自分もそれでハッピーでした。
でも・・・働いてくれているパートさんの中には、家族の食卓にもう1品おかずを増やすためにと少しだけ働いている人だっている。
決められた時間の中でその間は頑張って働くけども利用者のアセスメントを完璧に把握できるかというと難しい。

それでも決められたその時間、その方が例えば食事の準備をしてくれることでスムーズにお食事の時間が迎えられているのであればそれはそれで「ありがとうございます」だよね、と。
もしそれを管理者から「あなたが準備してくれたお陰で〇〇さんがお昼完食できました!」と言われたらやっぱり嬉しいし、できる範囲で頑張ろうと思いませんか?と。

人間関係が良好な事業所ではおのずと離職率は下がります。
人間関係を良好に保つためには『お互いがお互いを認め合う』『分かろうとする努力』『相手の立場に立って考える』などなど使い古された言葉がたくさんあります。
結局、その通りなんだけど実際にやろうとすると難しい。

ハードルは極力低く、できる声かけから始められると良いのかもしれませんね。

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