皆さん、マイナンバーカードの発行はお済みですか?
総務省の発表によると、2021年1月20日時点での普及率は全国平均で15.0%にとどまっています。
マイナンバー制度は2015年から始まりました。
監視社会のはじまりだの、なんやかんやと言われながらも、昨年の全国民10万円一律給付では口座との紐づけが遅いと文句を言われたり、政治家さんも大変だなぁ。。。
かく言う私も、実はつい最近マイナンバーカードの発行手続きを終えたばかりでして決して偉そうな事を言える立場ではありませんが、発行までの所感をまとめてみようと思います。
さて、なぜ私がマイナンバーカードを発行したかと言うと、千葉県社労士会から所属会員向けに「マイナンバーカードの積極的な取得と利活用の促進について(協力依頼)」という通知が届いた事がきっかけでした。
つまり、それぞれの社労士がお付き合いしている会社の社員さんへマイナンバーカードを取得するような働きかけをしてください、という依頼です。
その前に、自分自身が発行していないと言えないなぁと反省し、その日のうちに通知カードのQRコードを読み取り、発行手続きを行いました。
顔写真が必要なのですが、資格取得用に撮影していた証明写真を更にスマホで撮影することでクリアできました!ということで私は少々ぼやけた顔写真を10年間提示することになります。
コンビニなんかに置いてある証明写真のブースに通知カードと一緒に郵送されてきている交付申請書を持っていけばそこから直接申請できるようです。
申請して2週間くらいで郵送で通知が届き、記載されているQRコードを読み込むと受け取り場所と時間が選べます。
最寄りの行政支所で受け取りたかったのですが、そうすると余計に1週間以上受け取れる日が先延ばしになってしまうようで、結局早く受け取れる市役所まで取りに行ってきました。
届いた書類、通知カード(無ければ良いらしい)、身分証明書(免許証)を持って予約した日時に行き、暗証番号等の設定をして5分ほどで受け取る事が出来ました。丁度大事な番号は隠れるようなケースに入れて渡してくれます。
今回私は自身の分だけの発行だったのでスムーズでしたが、隣では未成年の子どもの分も受け取りたかったらしいお父さんが職員さんとすったもんだされていました。
本人証明書類としてお子様の健康保険証や市が発行している医療受給券が必要だったようなのですがそれを持っておらず、「住民票取れば父親だって分かるだろう」と食い下がるお父様。
「お気持ちは分かりますが必要書類が決められておりますので」
と説得する市役所職員さん。
どうなったか分からないまま、受け取りコーナーを後にしてしまいました。
という事でようやくマイナンバーカードを手にした私ですが、実は社労士とマイナンバー制度には深い関わりがあります。
社員の方が入社され、厚生年金、健康保険の加入手続きをするのは社労士の一般的な業務の一つですが、その際に以前は年金手帳のコピーをいただき基礎年金番号を記載することになっていました。
現在はこれもマイナンバーだけで事足りるようになり、しかもマイナンバーを書けば住所の記載は省略できるようになりました。
雇用保険の方は何故かまだ雇用保険番号の記載が必要となっているのですが、これも一本化されると入社書類の提出も楽になりますね。
少しずつ利便性が向上していくと、この「手続き業務」も社内で片手間でできるようになる日も近いんじゃないかと思います。
そして、あと10日を切って未だに実感がないのですが、2021年3月からはマイナンバーカードが健康保険証替わりに使えるようになります。
そうすると何が良いかというと、
①入退社の度に保険証を新しくもらって、返して、という手間がなくなる。
②限度額の適用に書類がいらない。
③確定申告の際に医療費控除が自動反映できるようになる。
の3つあたりが個人的にピンときたメリットです。(本当は6つのメリットがあります)
ということを書きながら、健康保険証利用についてはアプリからの申し込みが必要という情報を得たので早速登録。
スマホで「マイナポータル」というアプリをインストールして、マイナンバーカードの上で「読み取り」を押すと情報連携をしてくれました。
何がどうなっているのかさっぱりわかりませんが、QRコードの読み取りではなく、マイナンバーカードの中身を読み取った感じです。(曖昧ですみません)
そんな手続きをしていたところ、「マイナポイント」の情報も得たので改めて「マイナポイント」のアプリをインストールしたところ、楽天ポイントが5000ポイントもらえる事になったようです笑。ありがとうございます。
という事で、マイナンバーカードをまだ発行されていない方、何かと便利になる時代に取り残されぬよう発行手続きをしてみてはいかがでしょうか?
千葉県社労士会の皆様、協力のご依頼任務完了です!笑