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経営心理学研修

経営心理学研修をオンラインで受講しました。
とても興味深く、面白い内容だったのですが特に刺さった部分をちょっとだけご紹介したいと思います。

私は来年年明けに開業体験談の講師を予定しています。
テーマが興味深かったのと同時にセミナーの組み立て方や講師の方のお話の仕方なんかも参考にさせていただきたいと思い、
かなり欲張りな気持ちで参加させていただいたのですが、大いに満たされた研修でした。

導入部分。

まず、経営心理学とは経営者の悩みは
①部下が思うように動かない、
もしくは
②売上が伸びない、のいずれかである事がほとんどです。

それは言い換えると「人が動かない」という状態。
家電が動かない時には取扱い説明書を読むのと同様に、人が動かない事で困っているのであれば、
人を動かしている「心」を勉強する必要がありますよね。

というところから研修スタートです。
分かりやすい例えでぐっとひきつけられる導入で、
この段階でこの研修は「ながら」ではなくしっかり聞こうと決めました!

内容はたくさん学びがあったのですがすぐに生かせると思った部分はこんな感じです。

「うちのスタッフは言われた事しかやらない。自発性が無くて困っている。」
という社長。
これは、トップの人が話を聞いていない事が要因である事が多いそうです。
上司が話を聞かずすぐ否定される→スタッフが意見を言わなくなる→自発的に動かないスタッフの出来上がり。
という流れですね。

とは言え、スタッフが出してきた案がイマイチな場合も多いもの。
そんな時に使えるテクニックがありました。
まず意見をほめ、その後に問題点を具体的に「質問」する、というものです。

デイサービスで言えば、「ご家族のための懇親会を今度の日曜日にやりたい」という意見に対して、

ダメな上司は「急に無理でしょ」

良い上司は「いい案だね!ご家族のケアまで目が向くのは〇〇さんだからだね!
じゃあ具体的にご案内はいつまでにどうやってやったら良いかな?」

ということでしょうか。

「なんでスタッフにそこまで気を使わないといけないんだ!」
という社長さんもいるでしょう。
それが人の心を動かす手順だから、ということです。

意識せずに上手にできる人も世の中にはいるのでしょうが、
天性の才能が無い事を嘆いても仕方ない。
学びを素直に自分のものにできる人間でいたいものです。

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